大阪府摂津市の段ボール製造会社で工事中、倉庫など4棟を燃やす火事を起こしたとして、府警は27日、工事会社2社の男2人を業務上失火の疑いで書類送検し、発表した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたという。
府警によると、2人は岸和田市の建築リフォーム業「上ヤマダ工務店」の部長(63)と、泉南市の工事業「咲工業」の元社員(30)。2021年3月27日、摂津市三島3丁目の段ボール製造会社「美鈴紙業」で、エレベーター設置工事中に天井の鉄板を溶断する作業をしていた際、足場にしていた樹脂製のパレットに引火させ、工場や倉庫など4棟を全焼させた疑いがある。この会社の被害額は約54億6千万円に上ったという。(田添聖史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル